【ニュース】さよなら歌舞伎町【映画】

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Cinemacafe_26296

さよなら歌舞伎町オフィシャルサイト
http://www.sayonara-kabukicho.com/

映画「さよなら歌舞伎町」の記事。
最近は時代のせいか風俗を題材にした映画が多い気がする。

以下ソース

東京・新宿の歌舞伎町。

 欲望うずまく歓楽街のラブホテルを舞台にした一昼夜、それぞれに事情を抱えた男女が織りなす群像劇だ。

 ミュージシャン志望の沙耶(前田敦子=写真右)と暮らす徹(染谷将太=同左)は、周囲に内緒でラブホテルの店長をしていた。ホテルではAVの撮影が行われ、韓国人風俗嬢(イ・ウンウ)が客をとり、風俗店のスカウトマンが家出少女を口説き落とそうとする。一方、従業員の里美(南果歩)は自宅アパートで時効間近の逃亡犯(松重豊)をかくまっていた。

 それぞれの物語が並行して進む。手法はとりたてて新しくないし、猥雑わいざつで俗悪、耳目を引くエピソードは、歌舞伎町ならさもありなん、という感じで新鮮味には乏しい。ただ断片が積み重なっていくうちに、歌舞伎町にのみ込まれていくような気持ちになった。

 登場人物は誰しも、「自分はここにいるべき存在じゃない」と思い、街を出るのを夢見ている。その象徴が徹。彼が放つ苛立いらだちが、全編の基調になっている。一方で、挫折や秘密、時に怠惰を、街は包み込む。仲間意識で結ばれたような居心地の良い空間。「さよなら」を告げるのは実は難しい。

 語られる愛の多くは、何だか必死さに欠ける。愛の不毛とは少し違う。ウソを抱え、虚うつろに酔う感じ。それでも本当の愛を求める。廣木隆一監督はそこに、希望を託したように見えた。狭いバスタブで向き合う韓国人カップルが心に残る。お互いの罪を認め、許し合う。その姿がいとしかった。脚本は荒井晴彦と中野太。2時間15分。テアトル新宿など。(大木隆士)

ソース
http://www.yomiuri.co.jp/culture/cinema/creview/20150123-OYT8T50071.html